第７話

甲斐です。続き。

こっから後は、全然プレイ日記じゃないかも（爆）まあ、俺のダーマ解放戦線はこうと言うことで。


「…というわけで、魂砕きの標的にされた姉さんをかばって倒れ、魔物に連れさられたザジを救うために、俺とネリスは山間の村まで進むつもりだ。この奇跡の石をやるから協力してくれないか、旅人達よ」
「ふむ、最初に明確な報酬を提示するあたり、ビジネスライクな裏取引に長けている男とみた。…ダーマでは裏の仕事担当か？」
「…ふ、そのあたりは言わぬが花さ…まあ、大神官様の耳には入れられない様な事も世俗には多々あるからな」

「つーわけで、山間の村だが」
「大神官様は無事であろうや？（おろおろ）」
「ああ、我らに力があれば…（くよくよ）」
「…まあ、文官が危機に無能なのは何時も同じだが。…親衛隊は役立たずだなぁおい、カシムさんよ？」
「平和に慣れきっていた所への、完璧な奇襲だったからな。使える奴らはほぼ全滅さ。大神官様がその身と引き替えに逃がした奴らも、全員捕まって、この通り、力を奪われちまってるって有様だ」
「よう！カシムさんよ待ってたぜ！…見つけたぜ大神官の居場所を！」
「いよぉ〜お、フーラル君じゃないか！会いたかったぜぇぇ〜！」
「げっ！？…い、いやあ、君達の貴い犠牲で大神官様を見つけられましたよ（汗）」
「そーかそーか、じゃあお礼をたっぷりと…なぁ？（ニタリ）」
「は、ハハハ！ここはダーマだけに、ダーマされる方が悪いんだよ！（ぴゅ〜）」

フーラルは渾身のいっぱつギャグを飛ばした！パーティのＭＰが０になった！

「…なあアルス、そうすっと、ここにいる奴らは全員悪者なのか？」
「気にすんな、善悪とは主観的かつ相対的なものだ…げんなり」

「カシム！貴様がいながら大神官を敵の手に渡すとは！情けなや！儂の責任ではないぞ、貴様らが無能だからだ！どうするつもりじゃ！」
「…は。これなる者共の協力により、大神官様の居場所を突き止めてございます。これより救出に向かう所存なれば、今しばらく…神官長殿」
「ふん、薄汚い盗賊に、得体の知れぬ餓鬼どもか。貴様には似合いの部下よのカシム！失敗は許されんぞ！例えお前は死んでも、大神官だけは助けて参れ、よいな！」
「…感じ悪りぃジジィだなおい」
「宮仕えの辛い所さ。お前も親衛隊に入ったら、同じ苦労を味わうんだぞ？」
「うへぇ…考えなおそっかな、俺…」
「ムカツクムカツク！…ちょっとアルス、アンタが黙ってるなんて珍しいじゃない」
「ああ…神官長があんなヤツって事は、ダーマに使える奴はいないぞ…まるでモンゴール大公国のサイデン長官だ。大神官一人助けて戦局が変わるかカシム？」
「ふっ…変わるさ。お前等も会えば分かる」
「一体どんなヤツなのよ、その大神官ってのは？」
「それは会ってからのお楽しみって事で。助ける意欲もわくってモノだろ？」
「相変わらず勿体ぶって気障なヤツねアンタ」
「じゃあ行こうぜ、大神官は牢獄の洞窟の、神殿地下に捕まってる。道案内は任せといてくれよ！」
「ネリス…行ってくるよ。ザジも必ず助け出す。だから君は此処で待っていてくれ」
「ええ…貴方のくれた、この髪飾りを貴方と思って…無事をお祈りしてます」
「当たり前さ、［行ってきます］は［ただいま］を言うための言葉だよ？」
「ふふ…行ってらっしゃい、カシム！」
「……っかーっ！また二人の世界よ、あの気障男！！」
「…やっぱり、アイツ足短ぇーよ、どうしてあんなに短いんだ？なぁアルス？」
「ひゃはは、素敵に心配なパーティだなぁオイ！頼りにしてるぜ大将さんよ！」
「やれやれ…」