第２４話

甲斐でまろよ。なぜか、閑話休題その３に（＾＾；俺的なフォズ様イメージは、
「フルメタルパニック！」のテッサを１０〜１２歳ぐらいにした感じなんだよね（＾＾；…すると、カシムは、カリーニンとクルツを足して２で割った…


「いざゆかーん〜憧れの地…」
「おっとお待ちなせぇ、皆の衆」
「…何よ？早く神殿に行って、石はめましょうよ」
「実はだな、この次に行くとしばらく帰れなくなるそうなんだ。だから、職業のキリをよくしとこうと思って。…現在はここ、バロックタワーに来ています」
「どっからそんな情報を…」
「オラクルのスキルだ」
「……あったっけ、そんなスキル？」
「まあみてろ…来た来た…［――ディアスはレナ編でプレイしないと、仲間になってくれないよ！］…未知なる者との交信終了。」
「…きさーん、そら、スターオーシャン２のスキルやんかーっ！？」
「エニックスつながり！」
「ほぉう…？そうねえ…この［包丁］のスキルでも試してみましょうか？」
「…でも、いったい誰と交信したんでしょうねぇ？」

（…電波、届いた？）

「はうっ？！い、今何か、このマルチのセンサーにビビッと？！」
「おーい、置いてくぞ〜…殴りまくりタワァで修行だ〜」

「たっまごっさん〜、たっまごさんっ、メラゾーマしましょ、倒しましょっ☆」
「いいなあ、タマゴロン、ＥＸＰ３０で職業経験ためられるから〜…でも、メタルスライム、めちゃウザッ！出てくんな！」
「ドラクエで、メタル系から逃げ回る日が来るとは思わなかったよなあ…」
「…アルス〜！踊り子もマスターしたわよ〜」
「よし、コレでバトルマスター・けんじゃ・スーパースターになっとけば、問題はないな！」

「…………（じ〜っ）」
「…えーと…」
「………。（不安そうな、すねたような、上目遣い）」
「あ、あのフォズ様…どうしたんですか…？（汗）」
「アルスさん…」
「は、はっ！（びくし）」
「…リートルードのエイミちゃん様さん、という方をご存じですか…？」
「詠美？…え、ええまあ…フォズ様、お知り合いだったんで？」
「（さらに不安そう）…そ、そ、それでは…あの方を公衆の面前で抱きしめて離さなかったという話は…」
「ゲッ？！…いいい、いえそれはですね、階段かから転げげおお落ちてきたあいつをでですね…」
「やっぱり本当なのですね！エイミちゃん様さんのミリキに超メロメロになられた上、お酒の勢いであんな事やそんな事まで…（ガックリとへたれる）」
「ノォーッ！！事実無根〜っ！！誰がそんなガセをフォズ様に〜？！」
「ご本人の口からしかと…」
「ギニャーッ！何考えてんだあのアマーッ？！お願いですから信じないでください〜」
「（いやな薄笑い）ふぅ〜ん、そんな風に言い切れるの〜？」
「（汗汗）…な、何だ、アスカ…」
「ぐでぐでになって、私に何言ってたかも覚えてないのにさぁ〜？」
「（汗汗汗）…そ、それは…いやだから…な、何を言い出すんですかアスカさん…？」
「フォズ様、あのね…」
「うわー！止めたまえアスカ君！…こ、こら何だ離せカシムーっ！」
「まあまあまあまあ（にやにや）」
「……で……砂漠…な…に…宿で…シスターが…」
「え…そ、そん………うぅ。」
「……ア、アスカさーん…何仰ってるんですかー…あのー…フォズ様ー…」
「アルスさん…いえ、男の方ですもの、その…仕方ない…事…なんで…す…よね」
「（汗汗汗汗）…あーそのー…ええい離せカシム！フォズ様！二人きりでお話しましょう！（フォズ様を小脇に抱えて猛ダッシュ！）」
「ガーボ。」
「へいへい…ま、恨むなよアルス、魔王様には逆らえねぇから…ふううっ！」
「うおっ？！あ、甘い息が…お、おにょれ〜…すやすや」
「…さてと。フォズ様、もっと色々と話したい事もあるんだけど、ね？」
「あ、でも、アルスさんが…」
「そのバカはマルチにでも見といてもらえばいいわよ…それより」

「（かぽーん）…あの…お風呂に入る必要ってあるんですか？」
「こういうときは裸のつきあいが一番なのよ。…でさぁ…」

「（がばっ！）…はうっ！フォズ様？！…ん…暗くなってる…いったいどれくらい寝ていたのか…あう〜、まいったなあ…」
「……本当にそうですね。（暗がりの中にちょこんとお座りのフォズ様）」
「うわっ、怖っ？！…あ…フォズ様」
「アルスさん、知っていますか？人が必要以上に闇を怖れる時は、心にやましい事がある時なんですよ」
「うぐっ。」
「私…今までアルスさんの事、殆ど何にも知らなかったんだって、つくづく思い知らされました…（うつむく）」
「…うー…うー（大汗）」
「……ぷっ！……くすくすくす…」
「ふぉ…フォズ様？」
「（ぱっと顔を上げて）…なーんて！うふふっ、そんな顔しなくても、もう大丈夫ですから！（下から照れ加減で見上げるように顔をのぞき込み）…焦りましたか？」
「…えー…そのー」
「うふふ…さあ！お食事にしましょう！みんな待ってますよ！」
「……………寝ている間に、いったい何が…？」

「お！起きてきたわね性少年！」
「（小声で）…おまえ…フォズ様と何話したんだ？」
「ま〜、い〜ろいろとねぇ〜？ね、フォズ様？」
「うふふ…そうです、色々と、ですよねアスカさん？」
「？？？…えーと、何…」
「「何を話していたかは、秘密ですよっ」」
「？？？？うぐう〜？！」
「フォズ様…変わったよな〜」
「ああ…あんな風に、年頃の娘のように楽しく笑われるフォズ様をみれるのも…お前たちのおかげだな…お前たちと会う前は、役目に必死な人形のようだったし、修行でいたときは、恋に恋する乙女といった風情だったが…」
「まあ…親しみやすくなったとは思うけど…なんか、アスカに似てきてんだよなぁ…」
「やはり、年の近い友人というのは、人間には絶対必要なものだな、と思うよ」

　　この日、小悪魔が一人誕生した…

「…知らない間に危機を乗り越えたようだ…」
「ま、せいぜいこのアスカ様に感謝感激する事ね！…あんたが話し合っても、タラシに丸め込まれた純粋な少女、みたいな結果にしかならなかったろーしね！…アンタが大慌てする、笑える絵がさんざん見れたから、許してあげるわよ」
「でも、男とか女とか、よくわかんねーオイラが見ても、アルスとフォズ様の攻守が逆転したのがわかったぞ」
「にひひ、コイツはね、誰かに手綱を握られてたほうがいいのよ。ね、アルス？」
「………なんかさ、俺、未来に対して漠然たる不安ってもんが、こうさ…」
「アルスさ〜ん！」
「はっ、はいっ！何ですかフォズ様！」
「転職の準備が出来ましたので聖堂の方へみなさんでいらして下さーい」
「はい、ただいま〜！」
「…何かは判んねーけど、何かが終わったな、アイツ…」
「にひひひひ、フォズ様にもね、手綱の取り方ってものをねぇ〜…フォズ様みたいな娘にやられたら効くわよ〜」
「……アスカが２人になっちまうんじゃねーだろな…？」
「さ！転職がすんだら、今度こそ本当に次の世界よ！」