レヴュウ・２
〜また燃える帝都〜

ジャッチャッ！チャラッチャチャン！チャリラリラリ〜　チャラ〜チャチャチャチャチャチャンッ！
さくら「指さえもー 千切れそにー 凍てつくローシアにー 敵の弾抱きとめ〜ぇてぇー 踊り死ぬ戦士達〜 命さえー 皇帝にー 誓い合う乙女〜 アーカを切り捨て〜てぇ 帝威を示すのだ〜」
マリア「………さくら。」
さくら「走れ〜 光速の〜 帝政ロシア軍〜 唸れ〜 衝撃の〜 帝政ロシア軍〜」
マリア「シェルクゥーーーーンチクッ！！」
さくら「ひょえ〜っ！！」
マリア「さくら、貴方、私に喧嘩を売ってるの？！」
さくら「やだなあ、マリアさん、これはオープニングですよ〜」
マリア「歌詞が何だか違ってなかった？」
さくら「そぉ〜んな事はないですよぉ」
マリア「やっぱり、革命軍の闘士だった私に喧嘩を売ってるわね！」
織姫　「へー！マリアさんて、ロシア革命の闘士だったですかー？」
アイリ「そーなんだよぉ！マリア、『ブロッコリー』って言われて凄かったんだって！」
カンナ「違うぜアイリス、それじゃ、某にょの猫メイドだぜ。マリアは『クロワッサン』って呼ばれてたんだ」
すみれ「二人とも全然違いますわ！マリアさんのコードネームは、『桑津サリー』ですわよ！革命軍きっての女スパイで…」
レニ　「…食わず嫌いをすると、栄養のバランスが偏るから好ましくないね。」
マリア「…（エンフィールド改を静かに構える）…父と子と聖霊ろ！」
織姫　「ろ？！」
マリア「トロォォォォォォォォォイカッッ！（ドドドドガッドゥッ！）」
大神　「お、落ち着いてマリア！…さくらくん、君は必ず俺が守る！織姫くん、苦しいときはいつでも言ってくれ！レニ、たまには守られたっていいだろう？…あ、かばうが切れた…」
マリア「邪魔よッ！！」
かすみ「あああ〜サロンが〜…お掃除が大変〜」
由里　「やっぱりマジギレしたマリアさんは怖いですね〜！」
かすみ「あああああ…お掃除、お掃除…茜ちゃ〜ん、春香ちゃ〜ん、手伝って〜！」
茜　　「はーいー、何です…かわっ？！…か、怪蒸気でも暴れたんですか、コレ？！」
春香　「これは…掃除するだけで修行になっちゃいそうですね…」
由里　「二階堂茜ちゃんと、野々村春香ちゃんについては、ＲＥＤのＨＰを以下同〜」
かえで「こらこらこら！前回引かれた人が待ってるのよ！」
京極　「………。茜に、春香ですか…フ…萌え、と言うものでしょうか。」
椿　　「……………もうタイトル行って下さい！タイトル！キュー！」


ちゃーらーりー…


　　　　　『第１５話　また燃える帝都』


どがじゃーん…ちゃらりー…

京極　「…久しぶりですね、帝国、華撃団の皆さん…」
全員　「お前は…京極慶吾！」
すみれ「貴方は、武蔵内部で神皇と共に滅んだはずじゃありませんでしたの？！」
京極　「武蔵ですか…ふ、あんなもの、我が真の目的を覆い隠す目くらましに過ぎませんよ…」
さくら「じゃあ、武蔵で滅んだのは…」
レニ　「ダミーか！」
紅蘭　「そうや、影武者や！…って、一体何人影武者がいるんや！」
京極　「ふふふ、身代わりなど、水狐の力を使えば幾らでも出来ますからね」
大神　「ぐっ……何て羨ましい能力なんだ…」
カンナ「だがよ…こいつが生きてまたここに居るってことは…」
織姫　「まだ、平和ボケするには早かったってコトでーす！」
さくら「抜きなさい、京極慶吾！今度こそ引導を渡してあげるわ！」
加山　「…ん？！気をつけろ、天井に何か居るぞ！」
さくら「え？！（ドガガガガ！）つ…爪が…きゃあああ！」
大神　「さくらくんっ！！（シュィーン）くぅっ！」
さくら「大神さん…（ピンピロリロリン）」
？？？「くっくっく…女が絡むと目の色が変わるのは相変わらずだな、大神一郎！」
由里　「あれって…やっぱりクワッサリーの話してたせいで？」
米田　「だが、何で今頃になってこんな奴が出てくるんだ！？」
京極　「ふ…我が法力の全てを注ぎこんだ反魂術の余波とアニメの影響でね…」
カンナ「っつーても、ＯＶＡ第一期だけどな…」
レニ　「４年は長いね。」
織姫　「所で、あの爪のチビッコは誰なんですかー？」
さくら「織姫さん達は知らないんでしたね。アレはサクラ大戦３話に出てきた……そういえば私達、名前を聞いてませんね……」
？？？「ガクーッ！…大神一郎、タチバナ・マリア！お前らには名乗っているぞ！」
大神　「蝶！」
？？？「違う！！」
マリア「確か…あ…あ…あが付く名前でしたよね」
大神　「そうだ、アスコット！」
マリア「そう！そんな名前です！」
織姫　「ああ、魔法騎士レイアースでしたかー！いやー、得心得心ー」
刹那　「蒼き刹那だバカモノーーッ！！…こちとら久しぶりに出番が回って来たんだぞ！……そう、あの時は、大神とマリアの二人さえいなければ帝撃は自滅すると、ターゲットを二人に絞ったのが敗因だった…だが！今回は華撃団全員の弱点を突く作戦だ！…ククク、この蒼き刹那の幻術、たっぷりと味わえ帝国華撃団！！」
大神　「なに？！…う、うわあぁぁぁッ！」
花組　「ああああッ！」
三人　「いやあぁぁッ！」
米田　「うひょおお〜ッ！」
加山　「み、みんな！どうした、しっかりしろ！！……くっ、一体どんな幻覚を…」
刹那　「クククク…お前等には特別に教えてやろう。今、こいつらは『蛇の頭に蜘蛛の胴、さらに鼠の尻尾を持つ、世紀ノ大珍獣に乗り、納豆と梅干しの入ったコーヒーを飲みつつ、雨と雷を巻き散らして、戦場で無駄口と嘘を付いて悪ふざけする日本のオトコに驚いて、味方への援護が遅れ、飛行機が墜落して敗北した責任をとらされて、独りぼっちで一生モギリな上に毎日残業』と言う幻覚の中にいるのだ！！…この華撃団全員の弱点を突いた恐るべき幻覚、どうだ、これは破れまい！」
かえで「…いろんな意味で恐ろしいけど…何故私達だけかからないの？」
刹那　「だって、お前らだけ好き嫌いのデータが無いんだもん」
加山　「よし、見ていろ…大神ぃ！さくらくんがご機嫌斜めだぞ！」
大神　「いいっ！？さ…さくらくん、違うんだ、誤解だよ！………って、あれ？」
刹那　「何ッ！……し、しまった…大神一郎がもっとも恐れる、『拗ねたさくら』を入れるのを忘れて…（ぶす）…うっほう！？」
かえで「ああ！影の中から手が現れて、七年殺しを！……しかもムービー…」
さくら「あうう…幻覚なんかに引っ掛かるなんて…え？！あ…お、お父様？！」
鬼王　「…お前は驚かんのだな、大神一郎」
大神　「死んだはずの人間が生きていた何てことは、とうの昔に慣れている…」
鬼王　「成程、確かに…さて、邪魔な奴には消えてもらおう」
刹那　「まっずー！幻覚と爪以外じゃ、逃げ足しか残っていない！」
鬼王　「おとなしく、我が剣の前に罪を知れ…（懐から得物を取り出す）」
花組　「………」
帝撃　「………」
刹那　「………」
さくら「お父様……それ…サボテンですけど…」
鬼王　「何と？！しまった、光刀無形は大神が持ってたっけ…（そそくさとサボテンを懐にしまう）ぅあ痛ったぁーーっ！！トゲが刺さったーーッ！！」
さくら「お…お父様…」
鬼王　「く、上等だ！喰らえ、破邪剣征・覇王樹放神ーーッ！！」
刹那　「あー！チクチクする、チクチクーーッ！！」
鬼王　「フハハハ！そのチクチクがわかれば、君ももう大人だーっ！ちなみに、覇王樹と書いてサボテンと読む！仙人掌とも書くな。…やけにかっこいい漢字だよなぁ」
さくら「お父様…」
鬼王　「む？！………ぐわぁーっ！面が、面がぁぁぁぁっ！」
さくら「今更、面のせいにしても格好つきませんよ…」
一馬　「さくらぁ…強くなったなぁ…」
さくら「情けない声出してもダメです」
京極　「再会はその辺でいいでしょう…さぁ、真宮寺」
一馬　「はっ！京極様」
紅蘭　「せ、せや！京極を忘れとった！」
カンナ「よーし、ぶちのめしてやるぜ！」
一馬　「京極様には、指一本触れさせぬぞ！」
さくら「そ、そんなぁ…元の木阿弥ー？！ふぇーん、苦労して術を破ったのにー！」
一馬　「あのなぁさくら…京極様は陸軍大臣で、私は陸軍大佐なんだぞ。守らなくってどうするんだ」
織姫　「な…どーしてクーデターの首謀者が、未だに現職の大臣なんですかー？！」
京極　「私に化けた異国の者が、帝国を攪乱するためにクーデターを画策、後で救出された私が、事後処理に奔走…全てはそういう事になっているのですよ」
すみれ「ちょっと米田長官！貴方いったい何をやっていましたの？！」
米田　「いや…俺ァ今の軍じゃ異端だからよ…」
京極　「それに、今日は戦いに来たわけではありませんよ…」
一馬　「お前らも来い、黒鬼会五行衆！」
帝撃　「えーーーーーっ！？」
土蜘蛛「何を驚いていやがんだぃ？反魂がある限りは、死ぬ訳なんてないだろ？」
水狐　「ウフフ、大神さん、久しぶりネ」
木喰　「ふぉ〜ふぉ〜ふぉ〜わ〜し〜…」
金剛　「うるせぇ喋んな爺ィ！……よぅ大神、俺のことを忘れちゃいねぇだろうな？…五行衆筆頭！」
水狐　「金ギョのコンちゃんヨ☆」
金剛　「水狐よぉ〜…勘弁してくれょ…」
火車　「金行の金剛ですからね」
水狐　「そうヨ。コンちゃん、モックン、ツッチー、カシャリン、鬼っチに京様☆」
一馬　「栄えある陸軍の精鋭たる五行衆を、アイドルグループみたいにするな、水狐！」
マリア「陸軍の精鋭ですって？！」
椿　　「黒鬼会って、陸軍だったんですか？！」
由里　「私も知らない情報だわ！」
火車　「陸軍大臣の直属なんですよ、私達は？」
木喰　「ワシ〜なぞ〜軍の〜開〜発〜部〜じゃ〜」
京極　「帝国陸軍対光武迎撃部隊・鬼組…通称、帝国黒鬼会ですよ…まぁ、表向きは、帝国克己会と名乗っていますが」
土蜘蛛「まぁ、清風会とか紺碧会とか、そういったモンだね」
織姫　「ヤ、ヤサブロー・オオタカー？！」
カンナ「……三年鬼面組（ぼそ）」
紅蘭　「なんちゅうこっちゃ！するとうちらは、軍内部の抗争で…」
レニ　「帝都を大破壊していたと言うわけだね」
すみれ「米田のジジイ！！どういうことですのこれは？！」
米田　「い、いや…俺ァ異端で…」
一馬　「米田…今日、此処に来たのは他でもない…実は、お前達が黒鬼会のアジトを潰してしまったので、我々の居場所が無くなってしまったのだ。…だから、今日からこの大帝国劇場に厄介にならせてもらうぞ」
大神　「いいっ？！」
京極　「米田一基陸軍中将。本日付けを持って、黒鬼会の大帝国劇場駐屯を命ずる。なお、これは陸軍省よりの正式命令である…」
かえで「うう…所詮私達は官憲勢力の一端…」
アイリ「わーい！さくらのパパ達も一緒に住むのー？」
カンナ「じょ…冗談じゃねぇーぞ！コイツ等は、帝都を破壊しようとしてるんだぜ！？そんな奴等と一緒にいられるわけねぇーだろ！」
さくら「そ…そうですよ！だって、あの金剛って人、おへそから雷が出るんですよ！」
すみれ「わたくし、クモは…」
紅蘭　「火はいやや〜」
マリア「個人的な理由を出すんじゃないの！」
大神　「とにかく！俺達は、帝都の敵を断じて許す訳にはいかん！」
京極　「ふ…帝都の敵…ですか？……確かに、この前私は、我が４８ある真の目的一つ、『帝都を浄化し、人と魔の混在する帝都の構築』を目標に、華撃団と戦いました…しかし、落ち着いて帝都を見回してみれば、そこかしこを野良降魔が走りまわってるわ、元々上級降魔は人間だわ、既に人と魔は混在していたんですよねぇ…呪いが解ければ魔も無くなってしまうし、そうしたら陰陽術師はどうにもならないし…最初から我が目的は果たされていた訳でね」
由里　「…でも、人魔混在の真の帝都って…アレっぽいわよね」
加山　「そう言えば、１では『破壊神の復活』、２で『人魔混在のために門を開く』…という事は…３では”消去者”として幕末に飛ばされたさくらくんが、千葉周作達と織り成すストーリーか…」
かすみ「い、幾らあかほり氏でも、そこまであからさまに［３爆シリーズ］にはしないと思いますけど……」
椿　　「…っていうか、それって、サクラ大戦前夜…」
さくら「そ、そんな…私、夜になると千葉周作になっちゃうんですか？！」
レニ　「と言うより、最後に千葉周作と結ばれてしまうね」
さくら「いや〜ッ！」
木喰　「…何〜か〜外野〜が〜揉め〜とる〜の〜」
土蜘蛛「ま、そんな訳で、京極様は、新たなる真の目的に着手なされる事にしたのさ！」
大神　「なに、新たな目的？！」
京極　「まずは、帝国の実権を確保、そして大陸からの撤収、日英同盟復活、国会の劇場化、賢議院の設立、地方分権政治、大統領府設立…外相は花小路に、軍は山口に、そして秘匿戦力の確保、花組の公演も見てみたいし、嫁さんも欲しいし、煉瓦亭で食事も…」
織姫　「や、やっぱりヤサブロー・オオタカー？！」
カンナ「だけどよ、てめーらのせいで死んでいった帝都のみんなはどうなる！」
一馬　「一般市民は反魂術で復活している…いくらか素行の悪い連中が降魔になったがな」
帝撃　「反魂ー？！」
紅蘭　「何でもかんでも反魂で片付けりゃイイってモンやないやろ！」
金剛　「何言ってやがる！てめーらだって、前回、ミカエルの反魂術で生き返りやがっただろーがよ！」
かすみ「……あれって、反魂術だったんですか…」
火車　「まぁ…私は別に気にしていませんがね。大体、帝都の破壊と言う点では、貴方達とて人のことは言えませんよ…翔鯨丸やミカサの発進で、どれぐらい帝都人民の財産を失わせていますか？翔鯨丸は明治神宮などをバンバン砲撃していますし…あの短時間で、本当に人民の待避が間に合いますかねぇ？老人や病人など…」
かえで「翔鯨丸は、花やしきのアトラクションになってるから、人的被害は出してないわ、太正浪漫街道でそうなっていたもの…」
大神　「しかしミカサはマクロスフォーメーションだしなぁ…俺達ってもしかして悪なのか？！」
京極　「既にこちらの準備は終っています…見なさい、この間取りを！」


レニの
部屋		 さくらの
部屋		 カンナの
部屋		 織姫の
部屋		 土蜘蛛の
部屋
マリアの
部屋		 アイリスの
部屋		 紅蘭の
部屋		 すみれの
部屋		 水狐の
部屋


花組　「部屋が増えてるー？！」
水狐　「ウフフ。ほら、このセガオフィシャルの花組入隊案内、参拾四頁の帝劇間取りを見てネ」
さくら「……隊員個室が１０部屋ありますね…」
紅蘭　「うわ！２階にバーなんてあったんかいな！？」
京極　「そして私はここに住む」
かえで「あああ…一階の支配人室の隣の応接室が『支配者室』になってる…」
かすみ「でも、改修届なんて事務局には来ていないのに…」
椿　　「そういえば…ＥＤで、薔薇組の皆さんが木材抱えて走りまわってましたが…」
加山　「アレ…舞台の大道具じゃなかったのか！？」
大神　「薔薇組の間も、勝手に作ってたし…」
水狐　「だって、彼らも陸軍に復帰してるもの」
マリア「…なんて事なの、もう」
水狐　「私が影山サキとして集めた情報と、水狐として打った布石は完壁なのヨ」
加山　「古人いわく、『灯台下暗し』…くっ…完全に敗北している…」
水狐　「ホントに苦労したワ。大神さんってばエッチなコトはするくせに、決して口は割らないんですもの…帝撃中を走りまわって情報を集めたんだから！おかげで、いろんなコトがわかったワ。…例えば、すみれさんがカポエラの達人だとか」
カンナ「何ぃーっ！？そ…そうだったのかぁーッ！！どうりでお嬢様のくせに、アタイと互角の殴り合いが出来るわけだぜ！…見抜けねぇたぁ、アタイもまだまだか…」
すみれ「ちっ！違いますわよ！」
水狐　「あら、この帝撃必携書の壱百四拾七頁にちゃんと、カポエラ免許皆伝ってあるのヨ」
すみれ「あれはダンスの事ですわ！ダンスの！！」
アイリ「ダンスでも、じゅーぶんヘンだと思うけどなぁ…」
織姫　「それにしても、あの格好でカポエラを踊るんでしょーか…？」
レニ　「その行為には、相当の勇気、もしくは恥を捨てる覚悟がいるね」
すみれ「そこっ！ちょっとうるさいですわよ！」
さくら「…ともかく、黒鬼会の皆さんも、帝都を壊すつもりはないみたいですし、軍上層部に決定されてしまっては、一軍属にはどうしようもありませんしね」
京極　「まぁ、そう言う事です…帝撃の皆さんには、引っ越し祝いとして、この私の法力の全てを注ぎこんだ引っ越し蕎麦をさし上げましょう！」
帝撃　「蕎麦なんかに全法力を使うなぁーーーッ！！」
一馬　「まぁまぁ、そう言わずに」
織姫　「うううう…ソバはいけませーん！」
アイリ「どうしたの、織姫ぇ？」
織姫　「ソバはダメでーす！そのパスタは腐っているのでーす！！」
カンナ「まーだ、んなこと言ってんのかぁ？ほれほれ、しっかり食え」
織姫　「きゃーっ！いやーっ！やめてくだ…むーむーっ！」
レニ　「好き嫌いをすると、栄養が偏るから、しっかり食べないとね」
織姫　「レーニーのーうーらーぎーりーもーのー…」
京極　「いやいや、喜んでもらえたようでなにより」
大神　「あからさまに嫌がられてると思うけど…ところで、なんで蕎麦に全法力を…？」
京極　「無論、お近づきの印ですよ。…頑なだった真宮寺も、この蕎麦を食べて、私の事を理解してくれたものです」
大神　「術じゃないかそりゃーッ！！」
京極　「おお、皆さんすっかり打ち解けて…」
紅蘭　「爺ちゃん、うち一度、あんたと科学技術について語り合ってみたかったんや！」
木喰　「ふぉ〜ふぉ〜元〜気〜なぁ〜お嬢〜さん〜じゃ〜正に〜計〜算〜通り〜じゃ〜」
カンナ「へへへっ！アンタ、いい腕してんじゃねーか！（ボスビシバシドボ）」
金剛　「テメェこそ、女にしとくにゃ惜しすぎるぜェ！（ブンボコガスバキ）」
織姫　「貴方のその腕は、演奏にこそ生かすべきでーす！」
土蜘蛛「そ…そうかい？…このあたしが音楽ねぇ…照れちまうよ」
さくら「うわぁ…おイモ、美味しそうですねぇ！」
火車　「お嬢さん、火工の神髄とは、カリッとパリッとそれでいてほっこりと…火を支配してこそ食材も生きるというものですよ」
水狐　「いい？オトコゴコロを掴むにはまずネ」
アイリ「ふんふん」
レニ　「……(*..*)」
米田　「だぁーっはっはっ！一馬ぁ！呑んどるかぁ？ああ？！」
一馬　「ふふ…久しいな…こうして米田と盃を合わせるのも…」
大神　「すっかり和んでるー？！しかも、いつの間にか『へ撃帝そこうよ！迎歓』の幕まで掛けてある！」
由里　「大神さーん！こっちにこないんですかー？」
かすみ「京極大臣も、こちらへどうぞ」
椿　　「私、何か用意してきますね！」
大神　「いかん！みんな、これは術だぞ！」
サキ　「あら、つれないのネ大神さんってば…これからまた仲良くしてもらおうって思ってたのに…色々と、ネ☆」
大神　「う…いや…うん、ま、まぁ、どの道命令は覆らないし、仲良くやっていくに越した事はないよね」
全員　「（ああっ！サキに転びやがった！！）」
大神　「よぉーし、こうなったら俺も呑む！！真宮寺大佐、南米土産のサボテン酒は如何ですか？」
一馬　「おお、気が利くではないか大神くん！ほれ、さくら、水狐、こっちに来て酌をするのだ」
さくら「はいはい。もぅ、お父様ったら…」
大神　「（あれっ？そう言えば俺、何のために帝撃に戻ってきたんだっけ？！）」



ジャッチャッ！チャラッチャチャン！チャリラリラリ〜　チャラ〜チャチャチャチャチャチャンッ！
「次回予告！何故か黒鬼会と暮らすことになった華撃団！黒鬼会スペシャルブロマイドが飛び交い、木喰と紅蘭が唸りを上げる！魔を放つ刃と陸軍とは？！そして、遂に私と大神さんの仲が進展する？！次回サクラ大戦２、第１６話『あぁ、お似合い？！』太正さくらに欺瞞の嵐！…ところで舞台はどうなるの？」 チャラッチャラッチャラッ！

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